吉田寮新棟完成する 50年ぶりの学生寮増棟(2015.05.16)

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3月27日、吉田寮新棟の建設工事が完了し、4月1日から吉田寮自治会に引き渡された。非留学生が入寮可能な京都大学の学生寮が増棟されたのは、総合生存学館(思修館)合宿型研修施設を除けば、熊野寮完成以来約50年ぶりのこと。

新棟は木造三階建て2棟と鉄筋コンクリート造三階建て(地下一階)1棟からなる混構造。バリアフリーに配慮した設計になっており、多目的トイレ、エレベータ、会議室、倉庫、車いす使用者対応の居室などが整備されている。すでに3月9日より地下部分(シャワー・洗濯場)は開放されていたが、内装工事が完了しておらず、地上部分の引き渡しは4月にずれ込んだ。新棟も吉田寮本棟と同様、寮生の自治・自主管理によって運営される。

この吉田寮新棟は、2009年4月、西村周三副学長(当時)が吉田寮自治会に提案した「吉田南最南部地区再整備・基本方針(案)」を基礎として、吉田寮自治会と大学当局との間で協議が重ねられていたもの。2012年9月には吉田寮自治会と赤松明彦副学長(当時)との間で、①吉田寮新棟は木造・鉄筋コンクリート造の混構造とすること②新棟の運営については吉田寮自治会と大学当局が合意したうえで決定すること③吉田寮食堂は現在位置で補修すること④吉田寮本棟の老朽化対策については、建物の建築史的意義や補修の有効性などを認めたうえで継続協議とすること、などを合意した確約書が締結された(京大新聞2012年10月1日号参照)。その後も吉田寮自治会と学務部学生課奨学厚生掛や赤松副学長との間で新棟の設計図面に関して協議が行われ、2013年6月に合意したのち、着工に至った。

なお、構造以外の議題について、まだ合意に至っていないものがいくつかある。なかでも経済負担(寄宿料・水光熱費)の問題に関しては2011年から断続的に議論が続けられている。2015年2月に行われた杉万俊夫副学長と吉田寮自治会の団体交渉において、両者が合意するまでは現在の吉田寮の方式を適用することが確認された。吉田寮自治会は現在、寄宿料を0円とすることを主張している。吉田寮の福利厚生施設としての役割や、現在の日本の高額な学費を鑑みて、寄宿料はできる限り低廉であるべきだという。2015年2月12日に締結された確約では、理想として福利厚生施設である寮に居住する住人の経済負担はなるべく低廉であるべきだという旨が確認されており、これに基いて今後も協議が行われていく予定。

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