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総合生存学館(思修館)第Ⅲ期施設 「東一条館」除幕式行われる

2015.05.01

4月27日、総合生存学館(思修館)の拠点となる「東一条館」の除幕式が執り行われた。式には前総長で現在は理化学研究所理事長を務める松本紘氏も参加し、山極壽一総長らとともにテープカットを行った。山極総長は「東一条館を地域住民との交流の場としたい」と挨拶した。

東一条館は昨年12月に竣工し、今年3月から利用が開始された。地上三階建て、地下一階建てで、美術品と自然素材を随所に利用し、自然光を取り入れた開放的な建築となっている。大小の講義室のほか、思修館の学生が利用する居住スペースが20室備えられているが、今年度は学生の入居予定が無いため、外国人研究者の滞在に活用される。地下は京都大学の5つの博士課程教育リーディングプログラムのうち、思修館と医学部構内にあるものを除いた3つのプログラム用のレンタルスペースとなっている。

■博士課程教育リーディングプログラム

文部科学省が主導するグローバルリーダー養成のためのプログラム。京都大学からは「京都大学大学院思修館」、「グローバル生存学大学院連携プログラム」、「充実した健康長寿社会を築く総合医療開発リーダー育成プログラム」、「デザイン学大学院連携プログラム」、「霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院」の5つが採択されている。