京都国立博物館 新平常展示施設 平成知新館がオープン(2014.10.01)

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9月13日、京都国立博物館の「平成知新館」が開館した。旧平常展示館が2008年12月に建て替えのため閉館となってから約6年ぶりの開館となる。

平成知新館は、地下1階の講堂、地上3階の展示室からなる平常展示をおこなう施設。展示室には絵画や彫刻、絵巻、染織、陶磁などジャンル別に分けられた区画に日本文化を代表する所蔵品が多数並ぶ。特別展示施設である明治古都館のルネッサンス様式とは異なり、近代的でありながらも日本家屋の考え方を取り入れた造りとなっている。障子をイメージした入り口付近のブラインドや長屋づくりを連想させる直線を基にした展示室の構造など、随所にその工夫をみることができる。

一般公開初日は、開館30分前には入口の南門を越えるまでに行列が伸びた。

佐々木館長 「親しみやすい博物館へ」


同日、平成知新館オープン記念講演会「京都国立博物館――未来を見つめて――」が開催された。館長の佐々木丞平(ささきじょうへい)氏が演壇に立ち、今後の博物館の方向性について語った。

佐々木氏は、明治期に廃仏毀釈や欧化の推進によって、関心を失いつつあった文化財を保護する目的で京都国立博物館が設立されたことに触れ、「21世紀になった現在も文化財にとって最大の危機は人々の無関心。人々の関心を寄せるために、伝えることにも重点をおくことで、より親しみやすく心に残る博物館を目指したい」と語った。そのため、展示物がもつ本物の魅力を感じられるような工夫を模索していきたいと抱負を述べた。

記念展を開催

平成知新館のオープンを記念して、記念展「京へのいざない」が開催されている。記念展では、国宝50点余、重要文化財110点余を含む総計約400点の作品が一挙に公開される。

記念展は2期にわかれて開催される。第1期は、10月13日までの期間で、特別展には肖像画が飾られ、「伝源頼朝像」や「伝平重盛像」などが目玉。続く第2期は、11月16日までで、「桃山 秀吉とその周辺」と題して、特別展では秀吉の肖像画をはじめ遺品なども公開する。(千)

▼京都国立博物館 所在地、京都府京都市東山区茶屋町527。観覧料は一般520円、大学生260円。京大生などのキャンパスメンバーズは学生証を提示すれば無料となる。

開館時間は9時30分から17時まで(入館は閉館時間の30分前まで)。休館日は原則として月曜日。

明治古都館では10月7日から11月24日まで「国宝鳥獣戯画と高山寺」が開催される。

問い合わせは、京都国立博物館(075・525・2473)まで。

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