「エコ~るど京大2014」開催 エコを学ぶ1ヶ月(2014.06.16)

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6月2日から6月30日にかけて、京都大学の吉田キャンパスで「エコ~るど京大2014」が開催されている。全員参加型で持続可能なキャンパスの実現を目指すために、京大キャンパス内でエコを学ぶ学校を一ヶ月にわたって開校するというキャンペーン。京都大学環境科学センターや京都大学の学生有志が中心となって運営しており、昨年に続き、今年が2回目の実施となる。今年は環境問題やエコ活動について学内や地域の人により広く知ってもらうため、キャンペーン期間が1ヶ月に延長され昨年度より多くのイベントが催される。

全員参加型の理念をもとに、京都大学で活動するサークルがダンスやアカペラなどを通じてキャンペーンを周知する「エコパフォーマンス」や、京大の教員が自身の研究を公開する「オープンラボ」などが実施されている。また、参加者はイベントへ参加し「くすちゃんポイント」を集めることで、ポイント数に応じてマイバックや鯖江エコツアー参加権などのエコ賞品と引き換えられる(一部抽選)。他にも、Web上で自身のエコ度を測ることができる「京大エコ宣言」など、参加者が積極的にイベントに関われるような工夫がされている。

「エコ~るど京大2014」は6月2日にクスノキ前で行われた開会式でスタートした。6月2日から13日にかけて、環境問題に取り組む京大の研究者による「オープンラボ」がルネに設けられ、研究成果が一般の人に公開された。この「オープンラボ」では、担当教員の勧める環境関連書籍が並ぶコーナーと臨時の研究室が設置され、学生や地域の人が環境問題について教員と熱心に話し合う様子が多く見られた。

「エコ~るど京大」の運営へ中心的に携わり、また自身も家庭ごみや災害ごみなどのごみ問題を扱う浅利美鈴氏(環境科学センター助教)はオープンラボで、社会的な環境意識の変化を取り上げた。浅利氏によると、日本は戦後の循環型社会から高度成長期に至り大量消費社会になって、環境に対する配慮が乏しくなっていった。その後バブル崩壊を経て、環境問題に対する意識が変わってきたのだという。また、浅利氏は京大キャンパスの環境問題にも熱心に取り組んでおり、「京大をより持続可能なキャンパスにするには、一人一人の心掛けは重要であるが、もっともエネルギーを消費している理系の実験室へ省エネを働きかけていきたい。そして、いかに研究の質を下げずに電力消費を削減するかが今後の課題である」と京大キャンパスにおけるエコ活動の展望を語った。

「エコ~るど京大」の名称は「エコ×ワールド」と、フランス語で学校を表すEcoleに由来している。「海外の大学には環境問題をより深く学ぶ機会を設けているところが多いが、日本では高等学校までに学んだことを発展させて学ぶ機会が少ない。このイベントが身近なところから世界で起こる環境問題までより深く学ぶきっかけになってくれれば」と浅利氏は話した。

6月21日と28日に開かれるグリーンスクリーン映画祭では、環境問題や持続可能性を題材とした映画を公開する。参加者はフェアトレードコーヒーを飲みながら映画を鑑賞し、環境問題について考えることができるという。最終日の6月30日には、時計台ホール2階においてエココンペが行われる。京大の学生グループ10組が持続可能なキャンパスを実現するためのプロジェクトを発表し、その中から最優秀賞1件と優秀賞2件を決める。

今年12月の7日~9日には時計台ホール2階で「エコ~るど冬の陣 Alter-native career fair」が開催される。環境への配慮や地域社会への貢献といった価値観を重視した職選びに学生の目を向けてもらうため、環境系のNGOなどへ就職した人に実際に来てもらい、講演会や相談会などを行う予定だという。(千)

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