産官学の中間組織を設置 デザイン学の人材を育成(2014.03.16)

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3月14日、「京都大学デザイン学大学院連携プログラム」における産官学の連携事業を推進する中間組織として、「デザインイノベーションコンソーシアム」が設立された。同日、京都大学百周年時計台記念館国際交流ホールにて設立総会が開かれ、会員企業などを招いた施設見学や設立記念講演会などが行われた。


京大は2013年4月より博士課程教育リーディングプログラムの一つとして「京都大学デザイン学大学院連携プログラム」を開始。現代社会の複雑化した問題に対して、単一の専門的知識にこだわらずあらゆる分野を俯瞰した、独創的な解決方法を「デザイン」することができる人材の育成を目指している。現在活動の中心を担っているのは、京大の情報学研究科、工学研究科、教育学研究科、経営管理大学院。また、京大の各キャンパスと交流大学である京都市立芸術大学のハブとして、地理的にもそれらの中心に位置する京都リサーチパーク内に「デザインイノベーション拠点」が設置されており、大学間の連携事業も行われている。

そして、本プログラムにおける産官学の連携を一層強化するためにできた中間組織が、今回設置された「デザインイノベーションコンソーシアム」である。コンソーシアムの会員企業・公共機関と京大との相互学習・価値共創の場を作り、デザイン学に関する人材育成や共同研究の推進を図る。設立総会の時点での会員は、一般企業・地方公共団体などを含めた計44組織。会長に就任した大竹伸一氏(西日本電信電話株式会社取締役)は、代表挨拶で「日本の技術力を生かし、グローバルな競争に打ち勝つためには、さまざまな分野の専門性を融合させた新しい価値観を創造するデザイン力が必要になってくると思う。京都大学と相互に学び合うとともに、イノベーションを創出できるような人材の育成を図っていきたい」と述べ、今後の活動に意欲を示した。

設立総会の後は、吉田キャンパス内の施設見学があり、その後再び時計台にてコンソーシアムの設立記念講演会が行われた。アメリカのコンサルティング会社Zibaの戦略ディレクターを務める濱口秀司氏が講師として招かれ、独創的なアイデアを生み出すための思考方法を紹介した。

今後の具体的な事業計画としては、大学教員による講義と企業によるデザイン理論実践のためのワークショップを組み合わせた「デザインセミナー」や、企業などが抱える社会的課題について他の参加企業や大学が協力し解決方法をデザインする「オープンイノベーション」などのプログラムが予定されている。また、過去3回実施された「京都大学サマーデザインスクール」(9月24日~26日開催予定)にも、本コンソーシアムが主催に加わり、デザイン学の実践の場を提供するという。

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