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たちばな賞選考対象拡大 奨励賞も創設される

2013.11.01

10月9日、京都大学優秀女性研究者賞(たちばな賞)の表彰要項が改正された。本賞は女性研究者の育成とそれに伴う男女共同参画の促進を目的として、2008年に創設されたもの。今年度で6回目を迎える。人文・社会科学または自然科学の分野で、国内外において学術上優れた研究成果を挙げた女性大学院生・研究者に与えられる。

従来の選考対象は京大に所属する40歳未満の女性大学院生(博士後期課程)・研究者(日本学術振興会特別研究員を含む)であった。しかし今回の改正によって「原則」40才未満を対象とし、出産・子育てや介護のため研究時間の確保が困難な時期があった場合、年齢制限は43歳未満にまで引き上げられた。

さらに、今年度よりたちばな賞に加えて京都大学優秀女性研究者奨励賞(以下、奨励賞)が創設される。この奨励賞は、今後優れた研究成果を挙げることが期待されるたちばな賞候補者に対して、該当者が存在する場合のみ授与されるという。

また、京大所属の研究者による他薦のみで決定していた候補者は、今年度より公募する。本人のみ応募が可能。たちばな賞の受賞者には表彰状と記念品及び賞金10万円、奨励賞の受賞者には記念品が授与される。今年度の募集は11月1日より行われている。

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