edX受講者募集を開始 「生命の化学」世界へ配信(2013.11.01)

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11月1日、京都大学は、edX講義「生命の化学:Chemistry of life」の受講者募集を開始した。edXは、MOOC(Massive Open Online Courses:大規模公開オンライン講座)を全世界に向けて無償で配信する非営利組織。2013年11月1日現在、全世界で29の大学が講座を提供し、100万人以上が登録している。京大は、今年5月20日付でedXに参入しており、今回が第一弾の講義となる(本紙2013年6月1日号に掲載)。

今回募集を開始したのは、上杉志成教授(物質―細胞統合システム拠点/化学研究所)が提供する「生命の化学 化学と生物学の境界でアイデアを出す方法を学ぶ」。受講期間は2014年4月10日から7月17日。講義は英語で行われる。この講義では、単なる知識の習得を目指すのではなく、生物学と化学の境界領域で新しいアイデアを生み出す方法を学ぶことを目的としている。そのため、評価方法として、学生のアイデアを図に表現させる課題を取り入れ、評価全体の90%に充てる。残りの10%は従来型のオンライン講義でみられる選択式の試験で評価する。上杉教授は現在京大での全学共通科目「生命の有機化学」を受け持っており、そこで採用している評価方法を今回の講義に取り入れる。    

講義ではいくつかの新しい試みが準備されている。一つは受講者全体の中から1名を選考し、国費留学生として京都大学が推薦する。なお対象者はiCeMSに大学院生として受け入れる予定。選考には総長も参加し、総長賞の授与も行う。他には、中間評価を行い、成績優秀者を5名程度京都大学に無償で招待する。対象者は講義期間中の1週間京都大学に滞在し、edX講義に収録されるものの、滞在期間中の具体的なプランについては「秘密」とした。

上杉氏は会見で、優秀な人材を発掘するという目的だけでなく、ITを取り入れた新しい教育のあり方を探る一種の実験として位置づけられると話した。今後は数万人の受講者を想定して、評価システムの構築を進める予定だ。

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