大型化石類人猿を発見 ケニアで新種、米国科学誌掲載へ(2007.11.16)

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国松豊・霊長類研究所助教、中務真人・理学研究科准教授らの研究グループが、ケニア国立博物館のエマ=ムブア・地球科学部長さんらと共同研究を行っていた、約1000年前の大型類人猿化石に関する調査結果をまとめた論文が、米国科学誌「米国科学アカデミー紀要(PPNAS)」11月12日~16日の週の電子版に掲載される。

今回発表された大型類人猿の化石(下顎化石)が最初に発見されたのは2005年1月。日本とケニアが02年度以来、共同調査を行なってきたケニア大地溝帯沿いに位置する、後期中新世の化石を多く産するナカリ地域でのことだった。それ以来毎年継続的に野外調査が行われた結果、遊離歯11本など、追加標本が見つかった。

今回掲載される論文では、それらの標本がまとめられ、新属新種ナカリピテクス・ナカヤマイと正式に記載されている。種名のナカヤマイは、同研究グループの1人であったが、01年に現地で不慮の自動車事故により亡くなった、中山勝博・島根大学助教授(当時)にちなんでつけられた。

この大型類人猿の生息していた年代は、放射性年代測定などにより、990~980万年前と推定されており、ゴリラ、チンパンジー、ヒトの共通祖先である可能性が高いという。

人類誕生に大きな影響を及ぼした1000~600万年前の棲息環境の変化を明らかにしていくのが今後の課題だという。

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