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立て看板で自転車事故 視界妨げられ

2007.11.16

7日午後7時ごろ、総合博物館の玄関前で、男子学生と付近に住む女性との間で自転車事故があった。お互い接触してはいないが、急ブレーキをかけた女性が横転し、肩と膝を強く打ち付け通院することになったた。女性は、立て看板などが視界を妨げていたことや、スロープなどを事故の原因に挙げている。

事故が起きたのは、総合博物館西隣りのスロープが東大路の歩道に交わる地点。スロープを自転車で下ってきた男子学生に驚き、急ブレーキをかけた女性の自転車がひっくり返った。男子学生に怪我はなかったものの、女性は「肩が上がらない」状態で、その後通院している。

翌8日には、女性の代理人が大学へ、事件現場は危険な状態なので適切な処置をとってほしい、と連絡した。そのため、大学職員が事故の原因となった立て看板5〜6枚を視界の妨げにならない位置まで移動。そのうえで、自転車でのスロープ往来を抑制するよう同所入口のポール(車止め)を引き上げ、蛍光テープを巻いた。処置を行なった職員は「安心・安全というものを学生自らが考えてほしい」と話す。

京大付近ではかねてから交通上のトラブルが多く、自転車などの通行量が特に多くなる、毎年4月からゴールデンウィーク明けには「ほぼ連日」(学生部)苦情の電話が大学へかかってくるという。