京大edXに加盟 来春から講義開始(2013.06.01)

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5月21日、京都大学はオンライン講義を提供する教育機関edXと契約を結び、KyotoUxとして組織へ加盟することを発表した。講義は来春から提供される。

edXはMassive Open Online Courses(MOOC:ムーク)と呼ばれるWEB上で参加可能な大規模講義を提供する非営利組織である。講義ビデオを配信するだけでなく、受講者へのフィードバックを即時に行い、修了審査に合格した受講者には修了書が発行される。昨年5月に米ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学で共同に設立され、システムの開発には50億円が投資されており、組織の拠点をケンブリッジに置いている。ゲームのような学習体験や、最先端の仮想実験室といった、オンライン環境が活きるような講義を展開していくことを目指している。

京都大学は2005年からOpen Course Ware(OCW)と呼ばれる、2000を超える講義ビデオの提供を行っており、その業績が評価されてedXに加盟することとなった。今回初めてアジア・オセアニア地区から京大を含む15の大学が招待され、edXに参画する教育機関は27校となる。

記者会見の中で、松本紘総長は参加の理由として第一に、edXが世界のトップ大学連合から構成されている組織であることから、京都大学が他の参加大学と提携して抜本的な教育改革を推し進めるのに今回の加盟が役立つことを挙げた。また、edXから配信される講義がインターネットで受講できることから、世界各地に散らばっている優秀な人材の確保にもゆくゆくは繋がっていくと強調した。

京都大学から配信される最初の講義は、上杉志成教授(物質-細胞統合システム拠点・化学研究所)の「生命の化学:Chemistry of Life」で、生物学と化学の境界領域をテーマに来年の春から配信される予定。受講募集は今夏から行われる。全てのコースはすべてedXのオープンプラットフォーム(www.edx.org)で公開される。edXのホームページにアクセスして、メールアドレスなどを登録すれば、年齢、性別、国籍関係なく誰でも受講が可能。現在の登録者数は90万人にのぼる。なお現時点では、京都大学はMOOC形式で提供される講義は正規の単位に認定しないとしている。

KyotoUxは京都大学情報環境機構のOCW運用委員会によって運用される。委員会は教育担当理事や国際担当理事配下の諸委員会と連携して、学内各部局のMOOC科目提供を支援することも検討しているという。

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