ニュース

吉田国際交流会館が開館 留学生・外国人研究者向け宿泊施設に講義室を併設

2013.04.01

4月1日、吉田南構内の学術情報メディアセンター西に留学生と外国人研究者の一時滞在を目的とした吉田国際交流会館が開館した。吉田国際交流会館は修学院本館、宇治分館、おうばく分館、みささぎ分館に次ぐ5つ目の留学生・外国人研究者向けの宿泊施設であり、宿泊スペースの他、国際交流サービスオフィスや講義室、セミナー室を設置している。

同施設は地下1階、地上4階建て。2階から4階にかけて69室の宿泊スペースを備え、留学生と外国人研究者は最長一年間まで滞在することができる。1階と地下1階には5つの講義室が設置され、主に留学生向けに日本語の授業が行われる。1階には居住者以外が居住者と交流できるラウンジなども備えている。

同施設は2009年に西村周三副学長(当時)が「吉田南構内再生整備事業」の一環として示したもの。翌年、国際人材育成拠点施設として「京都大学第二期重点事業実施計画」に採用され予算の目処がついたため、2011年10月より吉田南構内のテニスコート跡地に建設が開始された。

なお吉田国際交流会館の建設に伴って取り壊された3面分のテニスコートについて、学務部は新設を視野に検討を進めているが、新設場所や明確な時期については今のところ確定していないと話した。