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同志社交番移設問題 問われる大学の自治 シンポジウム開催

2013.01.16

12月21日、同志社大学新町キャンパス尋真館6番教室にて社会学部メディア学科教授浅野健一ゼミ主催「『大学の自治・自立と行政』シンポジウム」が開催された。同シンポジウムでは、昨年6月に発覚した同大烏丸キャンパスへの交番移設問題について、これまでの活動や自らの研究分野などをふまえ、学生・教員ら有志がそれぞれ交番移設に関して15分程度の講演を行った。講演を行ったのは、板垣竜太社会学部社会学科准教授、太田修グローバルスタディーズ研究科教授、冨山一郎同研究科教授、浅野健一社会学部メディア学科教授ほか、地域住民、交番問題を考える学生有志。同大当局の拙速な決定を批判する声や、決定について質問を行った際の学内諸部局の不適切な対応を指摘する声、大学への警察権力の介入を懸念する声などが挙げられた。

交番は2013年4月から運営開始が予定されているが、交番移設に対する学内外からの疑問・反対の声は依然としてあり、今後の動向が注目される。

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