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国際高等教育院 4月の設置が決定 本格始動は再来年度から

2013.01.15

12月18日、臨時部局長会議が開かれ、国際高等教育院(仮称)の設置案が承認された。同日の教育研究評議会でも同案が承認されたため、国際高等教育院の設置が正式に決定となった。国際高等教育院は来年度4月に設置され、2013年度から全学共通教育の企画、2014年度より実施を行うこととなる。

国際高等教育院(仮称)の設置については、12月4日の部局長会議で議題としてあげられた。しかし、人間・環境学研究科、理学研究科等からの反対意見が出され、設置合意には至らなかった。これをうけて、12月10日に総長側から修正案が提示され、さらにそれに対して各学部が修正の要求をした。これを踏まえてさらに修正を加えた案が、12月18日の臨時部局長会議で示され、再度話し合われることとなった。

この臨時部局長会議でも、教授会に相当する機関の設置をはじめとしてさらに案に修正が加えられた。人間・環境学研究科はなおも定員の部局への「再配当」という文言の撤回を要求したが、他に大きな異論は出なかったため、修正案が承認され、同日の教育研究評議会でも最終的な修正案が承認された。教育院設置の可否の決定については、人間・環境学研究科以外に積極的な反対意見が無いために、総長側としては設置案が承認されたものとする、というかたちで決定がなされた。しかし、一部報道で取り上げられているような多数決による決定は行われてはいない。

また、国際高等教育院(仮称)に配置される定員などはまだ決まっておらず、これから企画評価専門委員会で議論をして決定していくとのことだ。
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