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〈Topic’12〉ぎをんまつり 晴天の下クライマックス 焼失の山鉾に復活の兆し

2012.08.01

京都に夏の訪れを告げる祇園祭が催された。毎年この祇園祭は、7月1日に始まる吉符入から、14日―16日の宵山、17日の山鉾巡行を経て7月31日の夏越祭まで、7月いっぱい行われた。

祇園祭の最大の見どころは、17日に行われた山鉾巡行だ。16日の夜に翌日の好天を祈って祇園囃子を演奏しながら四条通を練り歩く日和神楽のおかげか、17日は晴天に恵まれ、大勢の観光客でにぎわった。また今年の山鉾巡行には、幕末の蛤御門の変で焼失した大船鉾の町衆が、唐櫃巡行のかたちで参加した。この唐櫃巡行は、焼失した山鉾のかわりに、ご神面を入れた木箱を担いで巡行するものだ。この大船鉾は、焼失から150年となる2014年に再建することが目指されている。(待)

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