複数群科目廃止  科目選択の自由度、減少へ(2012.04.16)

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今年度から、全学共通科目でこれまであった「A・B群」「B・D群」といった「複数群」が廃止されることが全学共通科目のシラバス、高等教育開発推進機構への取材などで判明した。

複数群とは、例えば「A・B群」と呼ばれる全学共通科目の場合、教務情報システム「KULASIS」で行う履修登録の際に、その全学共通科目で単位として認定される「群」を「A群」(人文科学・社会科学系科目)または「B群」(自然科学系科目)のいずれか選択できるというもの。複数群には、「精神分析学I ・Ⅱ」(A・B群)、「健康科学」(B・D群)などがあった。学部・学科により卒業までに必要な全学共通科目の群や数、クラス指定科目などが異なる。

※「群」は他にC群(外国語科目)、D群(保健体育科目)、EX群(大学コンソーシアム京都単位互換科目)がある。

機構によると、これまで複数群は広い視野と教養を身につけるという目的で設置され、学際的な学問分野の科目を複数群としていた。しかし実体としては、理系の学生はA群の卒業単位を理系の内容に近い複数群科目で、文系の学生はB群の卒業単位を文系の内容に近い複数群科目でそれぞれ取得するという傾向があったという。

このことが、2009年から2011年にかけて行われた複数群科目に関するワーキンググループと小委員会で取り上げられ、履修の幅を広げるために設置された複数群が、逆に履修の幅を狭めている状況を看過すべきではないという結論になり、2011年度の全学共通教育システム委員会で複数群の廃止が決定されたとのこと。

これまで複数群だった科目は、その講義内容によって一方の群に決められた。なお、昨年度まで開講された複数群の科目の単位認定には影響しない。しかし学部・学科により、学生から人気のあった複数群の科目が、卒業などに必要な単位として認定されなくなる場合もあり、複数群の廃止を残念に思う学生がいると思われる。

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