電気自動車、京都から発信 コンセプトカー模型を披露 VBL京都電気自動車プロジェクト(2007.12.16)

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7日、京都大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリーが進めている「京都電気自動車開発プロジェクト」の成果として、コンセプトカーの模型が報道機関向けに発表された。このプロジェクトは最先端技術を研究する大学と企業が協力して、環境及びエネルギー問題に配慮した電気自動車を開発・普及することを目指したものである。

模型は実際の10分の1のもので、長さ40㌢、幅17㌢、高さ13㌢、記者発表では走行デモンストレーションも行われた。京大発ベンチャーである「ロボ・ガレージ」の高橋智隆代表が製作した。模型のボディは濃緑色と焦げ茶色でデザインされており、それぞれ京都の古寺の苔、木材をモチーフにしたという。京都電気自動車は伝統と先端技術の融合を謳っており、古都京都で走らせても景観に支障をきたさないデザインを目指している。高橋代表は実物の開発には早くて3~5年かかりそうだとし、今回のモデル完成を次のステップへつなげていきたいと話した。なお、模型は8、9日に行われた京都環境フェスティバルにて一般公開された。

電気自動車開発は世界的な関心事になっている地球温暖化防止の具体策としても注目されている。同時に、大学が進める産官学連携プロジェクトとのモデルタームとして、企業の協力も得て最先端のロボットテクノロジー、ナノテクノロジーを活用している。

プロジェクト代表であるベンチャー・ビジネス・ラボラトリー施設長の松重和美・副学長は、京都の地、また大学という場からのモデル提示に大きな意義があると話す。開発の背景には京都議定書締結から10周年を迎え、地元京都から具体的取り組みを発信したいとの思いがあったという。そしてまた京都は伝統文化を誇る一大観光都市でもある。デザイン面で伝統文化を取り込んで早期普及を図り、最終的にはバスなど公共機関にも理念を導入したいとしている。

さらに大学が中心になって取り組むことにも大きな意味があると松重代表は話す。企業中心だとどうしても企業の中で完結してしまいがちだが、大学が発信することで技術や理念をより広く波及できるはずだとしている。

とはいえ、今後実際に開発・普及を実現するには企業等との結びつきが必要となってくる。またバッテリー充電等のためのインフラ整備も考えなければならず、大学・企業・行政の有機的な連携が求められる。資金提供や共同研究のための具体的な提携先など、今後検討していかねばならない部分も多いが、京都から世界に向けて、取り組みを発信していきたいとしている。

《本紙に写真掲載》

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