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若手研究者の研究成果を書籍化

2011.11.18

京都大学は9月21日、人文社会科学の若手研究者による研究成果の出版のための助成制度を設け、その制度を利用した著作を「プリミエ・コレクション」シリーズとして京都大学学術出版会から刊行したと発表した。

同シリーズは、第2回経済理論学会奨励賞を受賞した「中国の経済発展と制度変化」やデカルトの論証についての議論が現代哲学に与えた影響を解明した「デカルトの方法」など8月末の時点で8巻が出版された。

売れ行きは一冊約800部で、今回の制度の設立理由に関して京大は「若手研究者の学術出版を推進するため」としている。