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東日本大震災 被災者の入学検定料を免除

2011.11.18

9月27日、京都大学は東日本大震災に被災した2012年度大学志望者(個別学力検査)に対し、主たる家計支持者が特定の条件に該当する場合、申請により入学検定料の免除を行うことを発表した。ただし申請には罹災証明書等が必要である。これまでに本大学において入学検定料免除が行われたことは無かった。条件の詳細は以下の通り。このうちのいずれかに該当すればよい。

・東日本大震災にかかる災害救助法適用地域(以下、「災害救助法適用地域」という)、あるいはそれに準ずると認められる地域において被災し死亡した。
・災害救助法適用地域にある住居が、全半壊もしくは一部損壊、又は全半焼、又は床上浸水した。
・災害救助法適用地域に準ずると認められた地域にある住居が、全半壊もしくは全半焼、又は床上浸水した。
・災害救助法適用地域にある勤務先(会社や自営業等ほか、田畑、漁業船舶等を含む。以下同様)が被災したことにより、収入が見込めなくなった。
・福島県知事から指示が出されている区域に居住しており避難等をした、又は勤務先がその区域にあり、就労困難となり、収入が見込めなくなった。

学部の特別選抜試験、大学院及び専門職大学院入学者選抜試験については、今年度の4月1日よりすでに適応されている。

また、九州大学などでも同様の措置がとられる。