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英語「聞き取りテスト」全面廃止へ 総合人間学部、入試制度変更

2011.10.01

総合人間学部は、同学部の入学者選抜における個別学力検査の「外国語」について、2013年度より「英語」選択者に対して「聞き取りテスト」を行わないことを発表した。聞き取りテストについては医学部医学科がすでに廃止することを発表しており、今回の決定により、京都大学の全学部の入学者選抜において英語の「聞き取りテスト」が実施されないこととなる。

総合人間学部では、教養部の廃止に伴い同学部が設置された翌年の1993年度後期試験より、英語選択者に対し独自問題という形で聞き取りテストを行ってきた。2006年度には医学部医学科が前・後期日程において聞き取りテストを導入。翌2007年度からは一部の学部・学科を除く後期日程の廃止により、総合人間学部および医学部の前期日程で聞き取りテストが行われてきたが、医学部が2012年度よりこれを廃止することを決定。総合人間学部でも、大学入試センター試験における「英語・リスニング」の導入、個別学力検査での聞き取りテストの効果などを勘案した結果、2013年度より廃止することを決定したという。なお、英語の配点は従来通り「総合人間学部・文系」で200点、「総合人間学部・理系」で150点として換算する見通し。

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