理学部でも変更点 再来年度から(2011.09.16)

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京都大学理学部の入試制度が平成25年度から変更になる。変更点は以下の4点。

・センター試験における外国語選択が英語のみとなる
・個別学力検査における英語選択が英語のみとなる
・センター試験での得点を圧縮した225点が個別学力検査の975点に加えられ、その総点で合否を判定する。なおこれまでセンター試験は第一段階選抜に使われるだけだった
・個別学力検査にて数学と理科の合計点が上位の30名をまず合格とし、それ以下は外国語、国語、理科、数学の合計点で合否を定めるという「数理30位」制度を廃止する

センター試験を「足切り」だけに使うことの廃止と「数理30位」制度の廃止は、それらが京都大学の理学部入試を大きく特徴付けてきただけに、反響も大きい。

センター試験の点数を最終的な合否判定に加えることについて、理学研究科副研究科長の有賀 哲也教授は「センター試験を『足きり』のみに使用すると、本当に京大理学部を受けたい生徒が受けられなくなる事態が発生する。というのもセンター試験で高得点を取りすぎた生徒はセンター試験のアドバンテージを活かせる東大や医学部にいくよう進路指導から勧められてしまう。逆にセンター試験でよい点数は取れなかったが、どうしても京大に入りたい受験生が興味の持てない理学部を受験してしまうことにも繋がる。また、他大学や他学部と違いすぎる入試制度では受験生が京大理学部を受験しづらくなるだけなので、総合的に判断してセンター試験の点数を2割程度加えることにした」と述べた。

また「数理30位」制度の廃止についても「数学と理科の合計点で上位30位以内に入る生徒のほとんどは、4教科の総合点でも合格点を取れていることが入学後の調査で判明しており、実質的に機能していないために廃止した。

『数理30位』制度の持つ受験生へのメッセージ性についても、受験生が数学と理科だけをやってさえいればいいのだと曲解されがちで、それは不本意だ。点を取るためのテクニカルな練習だけを積み重ねることはしてほしくないとの思いもあり廃止に踏み切った」と語った。

入試制度の変更を受けて一部の学生から「理学部の雰囲気が失われてしまったのでは」との声が上がっていることに対しては、「センターを加えるといってもその配点はそれほど多くないことや、二次試験でも数学と理科の配点を多くしてあることからわかるように京大理学部が求めている学生像は変わっていない」とし、求めている学生像に変化がないことを強調した。

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