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“情報”の第一線を知る 超交流会2011

2011.07.07

5月29日に百周年時計台記念館で、主に情報を扱う産業や学問で活躍したり、まさに取り組もうとしている人びとが集う「超交流会2011」が行われた。情報学研究科同窓会が毎年主催しているイベントであるが、会費4000円(学生、同窓会会員は2000円)で学内外から自由に参加することができる。当日は台風の接近によって風雨に見舞われたが、500名ほどの人と、20ほどの団体(法人など)が参加した。

会場は、1階の百周年記念ホールと、2階の国際交流ホールや会議室などに設けられ、主に各会場では講演が行われたが、参加団体による展示ブースや交流のためのカフェが設けられたり、お気に入りの本を持ち寄って紹介し、どれだけ観客をその本を読ませる気にさせるかを競う「知的書評合戦・ビブリオバトル」が開かれたりした。

午前中の講演では、長尾真・元京大総長(現・国立国会図書館館長)が「情報学の若者よ、挑戦せよ」という題で出演し、情報学研究科の設立までのいきさつや目的、「電子図書館」や「デジタル化」の取り組みについて語った。また「枠にとらわれない。なんでもオモシロイ事をやる、これが一番」とエールを送った。

交流会の最後には立食パーティーが行われ、希望者数人による一分間スピーチが面白く展開されたり、和太鼓の演舞が披露され、参加者を楽しませた。

なお、この「超交流会2011」の模様の一部は、ユーストリームによる動画配信が行われていて、今もその録画を見ることが出来る。詳しくは「超交流会」のウェブページから。次回の「超交流会」の開催は、来年5月26日(土)を予定。

《本紙に写真掲載》