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中央食堂、一時閉店へ 工学部8号館耐震改修工事に伴い

2011.06.19

今年8月から来年3月まで、工学部8号館の耐震改修工事が行われることが分かった。工事に伴い、工学部の事務室は移転となり、中央食堂も一時閉鎖となる。

工事は8月中旬、京都大学のオープンキャンパスが終わった頃から始める予定という。それに伴い、工学部事務室は7月中頃から工学部3号館西棟1階に移転となるが、工事終了後の再移転は行われず、そのまま3号館に留まる形になる。移転作業は7月12日、13日に行われ、その間の業務は終日休止となる。通常業務開始は14日からの予定。

中央食堂

中央食堂・入り口

8号館地下にある中央食堂も工事の間は一時閉鎖となる。閉鎖により、昼食の供給が不足することや、他の食堂の利用が増えすぎて席が足りないといったことが懸念されるが、そのことに関して25日に行われた京大生協の2011年度通常総代会で議論が行われた。

現在の中央食堂の利用者は一日約2500―3000人。昼食時間帯の利用者数は約1200人。閉鎖に伴いこの人々への食事供給をどうするかが話し合われたが、中央構内各所での臨時弁当販売店舗の設置で対応する予定だという。北西門や時計台西など、計8箇所の店舗設置が計画されており、取扱商品は弁当・お茶のみで営業時間は11時30分から13時30分まで。喫食席の減少も懸念されていたが、中央食堂の椅子や机を一時的に他の食堂に移動させたり、他の建物のピロティーを喫食スペースとして利用させてもらったり等で検討しているという。

工事終了後は席数が若干増える他、トイレの設置も予定されている。これまで中央食堂にはトイレがなく、利用するには時計台に行くなど、一度外に出る必要があった。

京都大学新聞も中央食堂の前で販売しているが、今回の工事に伴い販売場所を一時移転する方針だ。移転先は現在のところまだ決まっていない。