〈企画〉時計台周辺はかく変わりき(2011.06.01)

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昨年後期から今年5月にかけ、時計台記念館周辺の整備が行われた。工期中、校舎の移動に際し迂回を余儀なくされたのは多くの学生にとって記憶に新しいかもしれない。

この計画が明らかになったのは昨年9月30日の情報公開連絡会でのこと。エリアごとに第一期(10月下旬~12月末)、第二期(11年1月初旬~2月末)、第三期(11年3月初旬~5月初旬)の3段階を経るとされた。工事の開始こそ11月24日とずれ込んだが、その後は順調に行われた。

今号では、京大の「玄関」ともいえる時計台周辺が整備によってどのように変化したのかを、ビジュアルを通じて検証する。(編集部)

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俯瞰図・2006年撮影

①第一期工事(10月―12月末)

第一期工事では正門から入って東側の旧駐輪場に「全学と繋がるバスターミナル」を整備。それまではクスノキのロータリーが宇治・桂の各キャンパス行きの連絡バスの発着場だったが、同所は歩行者・自転車通行者も多く接触事故の危険があった。ターミナルの新設でスムーズな動線を確保する。

バス発着場 バスロータリー全景
【上】バス発着場 【下】バスロータリー全景

②第二期工事(1月―2月末)

つづく第二期工事はバスターミナル周囲の植え込み地帯を「自得自発の広場」としてオープンスペース化した。同所では時間雇用職員組合の組合員が座り込み活動を行っていたが、工事直前の1月下旬にカンフォーラ前に移動している。

またクスノキのロータリーを広げ、学生のたまり場としても活用できるよう緑地帯とし、周辺の舗装も張り替え「調和・共存の広場」となった。


「自得自発の広場」

③第三期工事(3月―5月)

第三期工事では既存の樹木を活用しながらカンフォーラ前の雑然と自転車がとめられているエリアを「自重自敬の溜まり場」に転換した。付近には90年代にもともと防火用につくられた池があったが撤去されてしまった。駐輪場は「溜まり場」の植え込みに隠れる場所に移動した。なお時間雇用職員組合の座り込みは工事開始に合わせ3月、正門前に再移転した。

「自重自敬の溜まり場」 カンフォーラ前 正門西部全景
上から:「自重自敬の溜まり場」、カンフォーラ前、正門西部全景

時計台周辺の工事を最も近いところで見続けてきたくびくびカフェの井上昌哉さんは、時計台周辺の工事について「ロータリーの整備はそれなりに意味があるかもしれない。しかしタイルの張り替えは全くの無駄であり、そもそもどこがどう変わったのかが分からない。カンフォーラ付近の池が潰されたが、池に住んでいたナマズがどうなったのかすごく気がかり。工事に莫大な費用が使われたが、その費用を非正規職員の待遇改善に使うべきだ」と語る。

「くびくびカフェ」
工事開始に合わせて移転した「くびくびカフェ」

ちなみにこの工事、清水建設が2億2800万円で落札している。同時期に行われた外灯整備工事(協和電機工業が2578万円で落札)と合わせると時計台記念館周辺の環境整備工事には約3億円が投じられたことになる。これを高いと見るべきか安いと見るべきか。

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