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運営費交付金で総長に公開要求 学生有志や自治団体など

2010.11.22

学生有志団体・反学費会議は学内の4自治団体と連名で11月4日、松本紘総長宛に国立大学法人運営費交付金削減問題に関する公開要求書を提出した。連名したのは文学部、農学部、法学部の各学部自治会常任委員会と吉田寮自治会。この要求書では政府の財政削減方針により、国立大学の運営費交付金も大幅削減される可能性があることを受け、「大学予算の大幅削減がなされた場合、学費の値上げを行う考えはあるのか」など2点について総長の見解を正している。

しかし申し入れ行動当日、本部事務棟がなぜかロックアウトされ学生はおろか教職員すら出入りできない状態。学生らが3時間ほどロックアウトされている理由の説明を求めるも、本部棟からは何の反応もなく、この間も出入りが殆ど出来ない異様な状態が続いた。その後、岸本佳典総務部長が「感情的に」ロックアウトを決定したことが明らかになり、岸本氏本人を呼び出しこのようなことが二度と無いよう厳重な抗議をした。申し入れ書は赤松明彦副学長が総長に手渡すことをよく即し、無事提出された。

この要求諸提出行動は反学費会議が同日企画したイベント「学費ラッダイト」に関連して行われたもので、行動終了後はくすのき前に設置されたやぐらで、白石嘉治氏らによる講演会が催された。(講演会録はこちら