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七大戦終了、優勝は阪大 京大、2連覇ならず

2010.10.25

名古屋大を主管校として開催されていた第49回全国七大学総合体育大会(七大戦)が、9月25日の閉会式を以て終了した。各競技の順位に基づく総合得点で210点を獲得し、大阪大が2006年度以来4年ぶり6回目の優勝を果たした。昨年度優勝の京大は6つの種目で首位になったものの、総合得点では大阪大に続く名古屋大、東京大に及ばず、4位という結果となった。

学生による自主運営を理念としてはじまった同大会には、1962年の第1回大会当時より、京大のほか北海道大、東北大、東京大、名古屋大、大阪大、九州大の7校が参加している。各大学が1年ごとの交替で主管校を務め、開催地として競技会場などを提供することとなっている。競技の多くは7月の開会式以降、夏休みを中心に行われるが、アイスホッケーやスキーなど一部の競技は前年の12月に始まるなど、大会全体としては非常に長い期間に渡って繰り広げられる。

今大会は、雨天中止となった女子ラクロス、ソフトボールを除く39種目で争われ、京大は3連覇となる女子バレーボール、2連覇の女子バスケットボールのほか、スキー、男子水泳、準硬式野球、フェンシングの6種目で1位となり、総合で189・5点を獲得。37種目終了時点で大阪大、名古屋大に続いていたが、最終2種目の男女卓球で東京大に逆転され、2点差で4位となった。

今大会について、京大体育会幹事長の天ヶ瀬匡昭(まさあき)さんは「今年の七大戦は例年にない激しい大接戦であったが、結果は残念ながら京大4位という悔しいものに終わった」と総括したうえで「次は第50回という七大戦にとって大きな節目の大会。今回の悔しさを胸にこの記念すべき大会では京大に優勝旗を持ち帰りたい」と来年に期待を寄せた。

来年の第50回大会は、北海道大学を主管として開催される予定。

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