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累積赤字2億円台へ減少 京大生協

2010.06.23

京都大学生活協同組合は5月26日、10年度通常総代会を時計台2階国際交流ホールで開催し、今後1年のための6議案全てを可決した。専務理事・常務理事の改選についても、ほぼ全員が信任に投じたことから再任が決まった。(投票数内訳は記事末に掲載)

議案の1つとして「Mission & Vision 2015」の策定が可決された。15年までに実現を目指す事項をパッケージしたもので、中央食堂やルネの改装、京大グッズの開発強化、掲示物の多言語化、累積赤字を半分に減らすこと、老朽化した花谷会館(生協本部)の改装などが盛り込まれた。

財務内容として、09年度は約3400万円の黒字決算で、累積負債が再び3億円を切ったことが説明された。過去も07年度決算時点で2億9782万円まで減らしていたが、08年度の約3400万円の赤字により、3億3190万円まで増えていた。今回、ほぼ同額の黒字決算により2億9741万円へと振れ戻ったかたち。

供給高は08年度から減少。09年度は国立大学法人の第1期中期計画の最終年度だったことから、公費・研究室利用が伸長したものの、個人利用が大幅に後退した。しかし経営努力により黒字決算となった。

通常総代会は長らく土曜日など休日に開いてきたが、総代が休日に来学する負担を減らす目的で、今回は平日に行われた。

役員改選での信任投票結果

中森一朗・専務理事候補

 信任219 不信任1  棄権4 無効0

佃政治・常務理事候補

 信任217 不信任2  棄権5 無効0