クロックタワーコンサート オンガクができるまで(2010.05.16)

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5月9日、百周年時計台記念館・百周年記念ホールにて、京都市立芸術大学・音楽学部を招き、「クロックタワーコンサート・京都大学と京都市立芸術大学による交流の午後」が開かれ、京都市立芸術大学・指揮専攻4回生の粟辻聡さんによる、指揮者についてのレクチャーと演奏(同学部管弦楽団)が行われた。題材・曲目はモーツァルトの『交響曲第40番ト単調』。

クロックタワーコンサートは、京都大学と京都市立芸術大学との間で結んだ学術交流協定に基づき、毎年、春と秋の2回、京都市立芸術大学・音楽学科が京都大学に来て音楽コンサートをするもの。加えて音楽に関したレクチャーをしている。

今回は「レクチャーコンサート・オンガクができるまで」と題し、粟辻さんが指揮者の歴史や楽譜の読み方、オーケストラを実際に率いて何をしているのかを説明した。

指揮者の歴史については、その起源がバイオリン奏者の取った拍子や指示にあるとされていること、指揮者には、譜面どおりに演奏するタイプと自分の感情を入れて演奏するタイプがいることなどを紹介。

楽譜の読み方に関しては、まず楽譜を読む前にその作曲者の状況や時代背景、当時の楽器などを調べなくてはならず、最終的に楽譜が読めたことになるのは、演奏するホールでの響き方まで想像するところにいくまでだという。

そして、オーケストラを率いる現場の説明として『交響曲第40番ト単調』の各楽章の前半部を用い、指揮の振り方や動き、オーケストラへの指示などを変えると、どう演奏が変わるかを実演。オーケストラへの指示は、音の強弱、フレーズ感、力の入れ方、楽器ごとのキャラクターの出し方など事細かく行われ、リハーサルの模様を紹介した。「音楽の雰囲気だけではなくて、ふさわしい音のバランスが必要で、リハーサルのときもクリアな耳を常に働かせなくてはいけない」という。

また粟辻さんは、演奏者が一人ひとり音楽に対する考えが異なるのでしっかりとコミュニケーションをとらなければならないこと、どんなにリハーサルをやっても本番ではリハーサルや図式どおりにはいかないという緊張感・空気感があること、などについても話した。

レクチャー後に行われた『交響曲第40番ト単調』の演奏は、ほぼ500人で満員のホールから大きな拍手を浴びた。コンサートには、学内・学外から多くの人が参加。子供連れ家族も見られた。

演奏後の粟辻さんへのインタビューで、今回のレクチャーコンサートは自分の勉強にもなったと語ってくれた。また「見たら分かる、空気で分かる」音楽を伝えたいとのこと。

次回、秋に行われる京都市立芸術大学・音楽学部の「クロックタワーコンサート」は11月7日に声楽専攻によるレクチャー・出演を予定している。

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