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初年次教育プログラム始動 カルト実態・人権など

2010.04.30

4月17日、京都大学で初めて『新入生特別セミナー』が開かれる。これは京都大学の歴史やネットモラル、大学内におけるカルト活動の実態などに関する新入生向けの特別セミナーで、今年度から試行された初年次教育プログラムの一環として開かれる。

この初年次教育プログラムは、昨年学生が薬物使用で逮捕される事件が起きたことなどを受けて、「社会常識」などを教える初年次教育を取り入れる方針のもとで実施される。当初は全学共通科目での授業の形式も検討されていたが、学内からの反対も多く、最終的に入学式前の新入生ガイダンスでの指導、入学式後の松本紘総長、西村周三教育担当理事による講演、そして今回の新入生特別セミナーという形式に落ち着いた。